儲かる?仕手株の噂

投資家たちが意図的に資金を流し込んで特定の株価を操作することにより、株式市場の流れを作って確実な利益を得られるように仕組まれた株のことを「仕手株」と呼びます。このことについて一般の方にも分かりやすく解説いたします。

投資家のイラスト

まずは仕手株の値動きを理解しよう

株式投資には大きく2つの投資方法があります。
1つ目は長期的に投資を行なう方法で、2つ目は短期的な投資を繰り返すという方法です。
いずれにしても決められた枠の中で投資を考える人が多いでしょう。
ただ、株式投資は投資元本を割り込んで、損失が出る可能性のあるリスク付き金融商品であるため、儲かる可能性を含みながら損失が出る可能性もあります。
近年、ニーサ登録をすれば、100万円までの投資に掛かる税金がゼロとなると、株式や投資信託のトレーダーが増えました。
100万円を予算として、1000円の銘柄を1000株購入することは可能です。
証券会社の中には、ニーサ枠で購入した株の売買手数料も無料にしているところが多く、1000円の株が1200円になれば、100万円の取得単価から120万円に株価が上がるため、20万円の利益となります。
20万円から手数料と20.315%の税が引かれ、残りが実質的な儲けとなります。
ニーサ登録により素人のトレーダーが市場に流出すると、中小型株は大きく反応し、アグレッシブに価格を乱高下するようになりました。
短期で大きな値動きがある場合、仕手株要素が高く、仕手筋によって仕掛けられる罠となります。
仕手株は、中小型企業の株で、自己資本比率の低い企業に多く見られ、仕手株となると価格をどんどんとつり上げ、目標値ですべて売却されます。
下ることを仕掛けて、空売りを掛けることもあるでしょう。
仕手株の動きはチャートからも分かり、それまでの相場推移とは異なり、鋭角でチャートを押し上げます。
直近2カ月程度と比べても凄まじい角度でチャートを上げ、面白いように株価が上がり、一気に急降下します。
素人が仕手株に手を出すことは危険です。
値動きの激しい株にはくれぐれも手を出さないようにしましょう。

仕手株を操作する仕手集団について

株式市場でターゲットとなる企業の株を買い増し、株価を短期的に吊り上げる株価操縦を行う集団を仕手筋と言います。
仕手筋がターゲットとする企業の株が仕手株と言います。
仕手とは、日本の伝統芸能である能や急減で主人公役のことを言い、前仕手(まえじて)、後仕手(のちじて)前後場で中入りを境に仕手が入ります。
前場・後場で投機によって大きな利益を得ることを目的として、大量の売買をする集団を能や狂言の前仕手・後仕手に例え仕手筋と言われるようになりました。
仕手筋同士が一騎打ちをすることを仕手戦と言います。
仕手筋がターゲットとする企業には特徴があり、経営不振で業績が思わしくない企業、さらに、株価が低く、素人が手が出しやすい株であることです。
仕手株となれば、株価は一気に急騰し目標を決め、その価格に到達すると一気に資金を引き揚げ、利益確定売りとすると同時に空売りを掛けるなど、そのやり方は非常にアグレッシブでレスポンスの早い投資となります。
仕手株の特徴として好材料が無いにもかかわらず、株価のみが上昇する傾向が見られ、しかも短期でチャートの角度を押し上げます。
仕手筋は、仕手株であることを隠すために、ネット情報等にて情報を流し、その情報を鵜呑みにした投資家が相乗効果を得るために引っかかります。
そのことを、「砂糖に群がる蟻」とか「提灯を付ける」などと言います。
ある程度個人投資家が市場に資金を投入すると、一気に利益確定売りとし、同時に空売りを掛けて、下がりきったところで買戻し、多くの株主から資金を吸い上げます。
業績不振な企業は、株価を戻すことなく、多くの一般投資家は、「株の塩漬け」か「損切り」をすることとなるでしょう。

ハイリスクハイリターンな株とは

株に投資をして手っ取り早く儲けたいと考える人の中には、ハイリスクハイリターンな株を狙って投資を行い、少ない投資額で大きな儲けを目論むということがあります。しかし、このハイリスクハイリターンな株と仕手株を間違えると、大きな損失をすることが有るので注意が必要です。
一般的にハイリスクハイリターンな株というと、値動きが大きな株を指すと思われがちですが、決してそうではありません。逆に値動きが大きな株は仕手株であることが多いので、投資には注意が必要です。値動きが大きな株とはだれか力のある株主が大量な売り買いを行い値を動かしている可能性が高いのです。これがまさに仕手株ですが、仕手株に投資をしてしまうと、結局はよほど注意をしないと最終的には株が暴落し大きな損失をしてしまう危険性が高いのです。
ハイリスクハイリターンな株は、一般には株式単価が小さい株を指します。株式単価が小さい場合には、その値が動く場合には単価に対してのパーセンテージが大きく動くことになります。多くの投資家は単価が安い株を購入する場合にはその数量が多いので、一株当たり1円動いたとしても100株で100円、1000株で1000円動くことになります。その為、大きな金額が動くことになるのです。しかし、通常は頻繁に株価が動くことは少ないため、一度動き始めると大きな金額が雨後置くことになり、これがハイリスクハイリターンと言われる所以なのです。
投資に不慣れな人は株価が大きく変動しているものがハイリスクハイリターンだと思ってしまいがちですが、この場合には誰かの意図で操作されている場合が多く、最終的にはその人の利益になるように値が動くことが多いので注意が必要です。株式を購入する場合には1日の中で株価が急激に変動するものは注意をした方が無難です。
■株を始める前の心構え
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